高津です。

今年入門してくださった方2名が先日、昇級審査の上、白帯から橙帯に昇級されました。
ちなみに自分も同時期に昇級、橙から黄帯を頂戴いたしました。

成長が見た目で感じられるというのは、結構大きいですね。
脳科学的にもレベルアップや達成が感じられた時には報酬系の脳内ホルモンが出て、幸福感やさらなるやる気が出てくるそうです。

これをうまく利用しているのがドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのゲーム。
強くなったら数字でレベルが上がり、以前苦戦していた敵をあっさりやっつけられるようになる。
このサイクルが幸福感をもたらし、長いストーリーを飽きずに楽しめるという。

ただ、武道や格闘技はなかなかそう簡単にはいかない。
自分が強くなっているうちにライバルも強くなるし、自信がついて試合に出てもたまたま強い相手に当たったら修業の成果を出す前にやられてしまう。

マラソンや試験勉強などのように、タイムや点数といった数字でハッキリ絶対的成長が確認できるジャンルはわかりやすくていいですが、武道や格闘技はどうしても相対的に計りがち。

だからこそ、格闘技者の多くが、数字でわかりやすくレベルアップが感じられるウエイトトレーニングにハマっていくんでしょうが・・・

そういう意味で、昇級+帯色が変わるシステムは、なかなか楽しい。
白帯から色帯に変われば、”もはや素人ではない”自覚をおぼえますし、その先の色の変化も明確なステップアップ感がある。

”技が身についている実感”こそが一番大事ではありますが、節目があり目に見える変化がある、というのもまた、長い修業の中ではありがたいものです。

投稿者プロフィール

高津柔術クラス担当
学生時代は柔道を修行。後にサンボやブラジリアン柔術を学び、道着なしのグラップリング格闘技も経験。現在も試合に出場している。

最近は新たに空手も始め、試合出場をめざして特訓中。
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