近年、科学やスポーツ医学、心理学などの発達と共に少しずつ指導法が進歩していっている様には思います。とはいえ、色々なスポーツに限らないですが、やはり運動系のものではスパルタ的な指導法をしているところは多いですよね。

その中でも、我々のいる特に武道・格闘技の世界は、それが一番許されている世界だと思います。

精神面を鍛えるという意味では、それが全くの無意味とは思わないですが、自分が指導を受けてきた中でも、「もう二度とあの経験はしたくない」と思う様な事が多々あります。

日頃から、そういう事を考えているので、教育に関する本や指導法などの記事や動画は色々調べるのですが、武居荘さんのとても良い動画を見たので紹介したいと思います。

ここでおっしゃっている事、本当にその通りだと思いますし、色々な世界で指導的立場にある人には見て欲しいなと思いますね。

スポーツ界の不祥事などで、未だにそういう話を見聞きすると、自分が嫌な想いをした事をなぜ、選手にしてしまうのだろうと思う事がよくあります。

根性論」が全て悪だとまでは思わないのですが、無意味な辛さや苦しさを味わう必要はないし、そこでケガや故障をしたら、選手の将来を台無しにしてせいまう可能性もあるんだっていう事は、指導者はよく考えておかないとダメだと思います。

ましてやそのスポーツや競技が嫌いになったら、もう選手を引退した途端、その世界に近付いてもくれなくなりますし。でも、周りを見ていても、そうなってしまった人がかなり多いんですよね・・・。

そうなったら、その業界にとって大きな損失になると思うので、そうならないシステム作りみたいなのは大切だなと思います。

投稿者プロフィール

岡本
岡本マーシャルアーツアカデミー代表・空手クラス担当
東京の大手フルコンタクト空手の道場で長年修行。
空手修行の一環としてボクシングやキックボクシングも学び、プロライセンス取得・試合も経験。
道場での指導の傍ら、ボクシングトレーナー、フィジカルトレーナーとしても活動しています。
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