フィジカルトレーナーとして勉強のために色々な本を読んだりしますが、この本もとても面白かったです。

よく修行時代には、先生や先輩方から、出し切る事の重要性を言われましたが、同じ事を皆さんおっしゃっていますね。

「(運動のペースを)維持するのが目的ではない。自分の中で全力を出す。
出し尽くす事を重視する。
そして10秒のインターバルで回復させるのが重要なんです

僕らにとっては、「昔ながらのトレーニング」みたいな意識。

昔は欧米の科学的トレーニングに追いつけとばかりやっていたけど!今は欧米が日本発のトレーニングを主流にしている。そう思うと凄いですよね」
清水宏保選手

「短時間で爆発出来る体になれると思う。一日の練習のラスト、最後に出し切る感じでやっている。
重要なのは、やはり全力を尽くす事。
練習はダラダラではなく、「質」と「強度」が重要。

格闘技で若手の選手は、時には長時間やる非合理的なトレーニングも大切。なにせ、格闘技ってのは理不尽なものだから(笑)」
川尻選手の指導をする山田トレーナー

「僕が感じる、総合格闘技でのメリットは、ラウンド間のインターバルや、あるいは攻撃の合間に数秒間 離れた時の回復力がつく。

タバタ式では、ラッシュする力がつく様に思われるかもしれないけど、重要なのは10秒間の休憩で如何に回復出来るか?

トレーニングを重ねるごとに、そこでの回復力が格段に違ってきたと思います」
川尻達也選手

インタビュー読んでて、皆さんが重視するのが、出し切るって事ですよね。そしてそれによって得られるのが、回復力。

出し切るトレーニングを積む事で、自分の能力を「使い切れる」能力が育つ。

そして、それによって得られるのが、回復力。
この回復力は、吸収力とか学ぶ力と言い換えてもいいかもしれない。
何を教わってもなかなか学べない、吸収の悪い人がいますけど、やっぱりそういう人って出し切る力、自分を開け放つする力が弱いですもんね。

自分の持つエネルギーを出しきれない、あるいはケチって出し切らない人間には、成長はない。
つまり、意識の拡大は起こらない。

スピリチュアルな思想では、よく出す事で「スペース、つまり空(くう)」を生み出さないと、宇宙に存在するエネルギーがはいって来ない。スペースが無いから。

だから、「手放す、開け放つ、解放する」感覚が大切なのだと言いますが、同じ事って気がしますね。

「出し切る」から、「入力する力」が生まれる。
アウトプットするから、インプットする能力が上がる。
行動するから、知恵が生まれる。

全ては同じ。
世界は陰陽で成り立っている。

どうしても、メンタルやスピリチュアルに結び付けるのが、僕のクセですね(笑)

見える世界にも、見えない世界にも、全てに共通する法則を探し求めたいんですよね~☺️

投稿者プロフィール

岡本
岡本マーシャルアーツアカデミー代表・空手クラス担当
東京の大手フルコンタクト空手の道場で長年修行。
空手修行の一環としてボクシングやキックボクシングも学び、プロライセンス取得・試合も経験。
道場での指導の傍ら、ボクシングトレーナー、フィジカルトレーナーとしても活動しています。
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