代表の岡本です。

成功脳なんていう表現、よく聞きますよね。それについて、テレビでもよく活躍されている中野信子さんの本を読みながら考えてみました。

脳には快楽中枢が存在していて、それはかなり大きいのだそうです。
これは報酬系と呼ばれています。
この部分について、以下のような実験があるそうです。(以下、すべて「脳はどこまでコントロールできるか?」(中野信子)より抜粋)

「オールズとミルナーの実験」と言う有名な実験がある。
ネズミの脳の、ある領域に電極を刺し、ネズミが自分でレバーを押すと自分の脳に直接、電気刺激が入るようにする。
すると、ネズミは、食事も、水を飲むことも忘れて、ひたすらレバーを押し続けるのだ。
人間にも同じように、こういった快楽中枢が存在する。

この報酬系が活動すると、人間は快楽を感じる。だから、人間はこの部分を必死になって活性化させようと行動しているのだ。まるでレバーを押し続けるネズミのように。

なんか怖いですよね、これって。
人間も「自分で考えて行動しているようで、実はホルモンに支配されているだけだ」というのはよく聞きますが、こんなにも行動が変わってしまうんですね。

脳というか、ホルモンに支配されているのが生物なのか・・・。

では、この報酬系とは具体的にどういう行動で活性化するのか?

報酬系は主に、生きていくのに必要なものを得た時に、活性化するように出来ている。

生きていく」という事には、二つの内容がある。
「自分が生きていくこと(個体の維持)」、
そして「種として生きていくこと(種の維持)」の二つである。

つまり、脳というのは「自分が生き延びるための行為=食事」や、「子孫を残すための行為=セックス」に快感を覚えるように、あらかじめプログラムされているのだ。

人間に限らず、生物というのは、遺伝子を残すためのプログラムが設定されており、それによって行動を支配されている、という事ですよね。自分で考えているようで、実はそうではないのだ、という。
何となく、悲しいような気もしますが、逆に言うと何となく気が楽になる気もしますね。
「いやいや、それって僕のせいじゃないですよ、ホルモンにやらされたんです」っていうのも、ウソではないって事になりますもんね~。

しかし、それだけではないそうです。人間と動物とでは違うところもある。

他の動物と違い、人間の脳が活性化するのは、そういった生物的な欲求が満たされた時だけではない。

人間に特徴的なのは、「美しいもの」や、「好奇心を満たすこと」、「誰かに褒められること・愛されること」、「次世代を育てること」など、より高次で社会的・長期的な事柄もまた報酬系を活性化させるという点である。

人間はレバーを押し続けるネズミのように必死になって、報酬系を活性化させるために行動している。その報酬は、単純な食の喜びや性の快楽だけではなく、より高次で社会的であったり、時間的に長期にわたる事だったりするのだ。

この辺りは、人間らしい部分。やはり新皮質が担当してるのかな。

本能的な部分ではなく、人との関係、社会的な報酬を脳が求めている。現代を生きる我々はこの部分に飢えを感じて生きているんでしょうね、フェイスブックやインスタの「いいね」を無性に欲しがる現代人にとってここは大事なポイントですよね。

では、その人間の脳の習性と我々の心が望む成功をどのように結びつければいいのだろう?

中野さんは、人間の脳は「今」だけではなく、「未来」を意識した行動が出来る。
それを利用するのだ、とおっしゃっています。

人間は、直接得られる報酬に限らず、将来得られるであろう報酬を期待して、そこへの期待を喜びとし、原動力としながら、活動している。

要するに、人間は自分でも意識していないうちに、ニンジンを目の前にぶら下げながら走っているのだ。この、自分のためのニンジンをぶら下げることが出来る人が、成功していける人の要件とも言える。

その人は「自分の脳を上手くコントロール出来る人」という事なのだ。

人は無意識の内に、ニンジンを目の前にぶら下げながら走っている。

とすると、上手くいかない人はそのニンジンが今目の前の美味しいものを食べる、とか目先の快楽になっている。
それは恐らく、その人の本当にしたい事ではなく、社会や政府、そして企業が求めるもの、となっているのでしょう。オシャレなファッションや最新のスマホ、といったものかな?

その”他者の都合で与えられてきたもの”から、”自分の本心・心の底から望むもの”に変える。目の前にぶら下がっているニンジンを自分の心の底から望むニンジンに変える事、それこそが僕達が真剣にやらねばならない事になるんでしょうね。

そうすると、「そのニンジンとは何か?」を知らねばなりませんが、それってつまりは大昔から何事をするにも一番大切だ!と言われてきた事、「汝を知れ」になってくるんでしょうね。

脳を本当に活かそうとすると、「自分の脳が一番欲しい快楽」を知る。
いや、その結果出て来るホルモンは誰もが一緒なわけだから、「自分の脳が一番快楽を感じる刺激」を発見する事が大切になるんでしょうか。

最新の設備で色んなモノを見る実験をして、その時の脳内での反応をデータに取っていけば、詳しく分かりそうですね。でも、そんな実験しなくても、とにかく心がワクワクするものを探せば、あっさり見つかりそうな気がします。

投稿者プロフィール

岡本マーシャルアーツアカデミー代表・空手クラス担当
東京の大手フルコンタクト空手の道場で長年修行。
空手修行の一環としてボクシングやキックボクシングも学び、プロライセンス取得・試合も経験。
道場での指導の傍ら、ボクシングトレーナー、フィジカルトレーナーとしても活動しています。
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