トレーニングやコンディショニングを指導していて、わりと早く結果が出る人とちょっと出にくい人がいたりします。自律神経などが弱っていると、内臓や色んなところに負担が掛かっているため、なかなか体が持っている本来の力が発揮出来ないのだろうなと思います。

ただ、そういう人を見ていると、体だけの問題よりも、実は心の持ち方に大きな理由があるんだろうなと感じる事も多いです。

以下、そんな事を凄く考えさせられた文章があるので、ご紹介したいと思います。

様々な難病を抱える人とその家族をサポートしてくれる「難病克服支援センター」という所で発表された文章です。娘さんが難病である筋ジストロフィーとなったのですが、お父さんが独学で完治させるという物凄い奇跡を起こされたのです。現在、その経験を活かしてスタッフと共に色んな難病の方にアドバイスされています。

僕も昔、筋ジスの人の生活をお手伝いしていた事もあって凄く関心があったので、伺ってお話を聞かせて貰った事があります。とても温かい人達でした。

相手の気持ちをいろいろ考えすぎて本音を出せない人がいます。

小さい頃の親との関わりで、そういう思考にどうしてもなってしまいがちなのです。

言ったらどんな風に捉えられるかな…

悪く思われないかな…

嫌われないかな…

子供の頃に親の顔色を伺っていた癖が、そう思わせてしまうのです。

本音を出す事に躊躇し、出せない自分になってしまいます。

また、出せないのではなく、出さない人もいます。

出さない人は本当の自分と違う自分を演じてしまいます。

周りの人に、こう思って欲しいという自分を演じてしまうのです。

これもまた、子供の頃に親に好かれようと強く思っていた癖が、そうさせてしまいます。

この場合、その人の発言や行動の目的は純粋な自己表現ではなく、偽りの自分表現となってしまいます。

そして、そんな自分に気づいてない場合が多いです。

前者は自己表現しない

後者は偽りの自己表現

どちらも、心のありのままを身体で表現出来ていない事になります。

心と身体が離れている状態

我々の相談者の多くは、どちらかの人が非常に多く

しかも、自己免疫疾患の方はほとんどがどちらかのタイプです。

膠原病という病気が、良くなっても完治とは言わず、寛解(病状が落ち着いた状態)」という理由は

心の状態が引き金となり、身体に多大な負担がかかっていることが原因だからです。

寛解ではなく完治にするには、過去への拘り、周囲の目に対する自分の心を変えることです。

その為には、意識を外ではなく内へ、過去ではなく未来へ向けることが必要です。

病状が落ち着いても身体が病気という爆弾を抱えているのではなく、心(自分自身)が爆弾を抱えているのです。

それが証拠に、その事に気づけた人の回復スピードは驚くほどに早く、再発するような危険性は感じられません。

これだけ多くの食事療法や治療法がありながら、治る人がほんの僅かなのは、心が爆弾を抱え続けているからです。

食事を変えるだけでなく、その心の爆弾を手放す方法を一緒に見つけることが我々の役割だと思っています。

難病克服支援センター http://guide.simdif.com

本音を出せない人、出さない人。

病気は体だけの問題ではなく、心とも大きく関係している。

トレーニングでもそうですが、体の調子が良くても、心に悩みやイライラがある時って、物凄く影響があるし、逆に体調は正直もう一つっていう時でも心が乗っている時って、なぜか快調にトレーニング出来たりします。それは自分自身の経験でもそうだし、人に指導している時にもよく目の当たりにします。

「感情を溜め込む」という行為は、どうしても現代人には有りがちですが、これって相当心身にダメージを与える行為なんでしょうね。

血液やリンパ、呼吸でもそうですが、人体って循環で成り立っているものだから、感情だって一つの循環すべきもので、抑え込むという行為は自然に反するものなんだろうなと思います。

気をつけないと、心身の不調のもとになり、そこから難病にだってなり得るんでしょうね。
「自然に反する」というのは、自然の一部である人体にとって、絶対に在り得ないこと。

昔の人が「自然体」を最重要視していたのって、本当に理に適っているんでしょうね~。

投稿者プロフィール

岡本
岡本マーシャルアーツアカデミー代表・空手クラス担当
東京の大手フルコンタクト空手の道場で長年修行。
空手修行の一環としてボクシングやキックボクシングも学び、プロライセンス取得・試合も経験。
道場での指導の傍ら、ボクシングトレーナー、フィジカルトレーナーとしても活動しています。
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