年明けすぐの試合に出場する選手の試合に向けた稽古を開始しました。

とてもやる気のある選手なので、目標を持って一生懸命に頑張ってくれています。

空手に限らず、ボクシング・キックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技、何でも色々な試合に出てみたい、と非常に熱心に稽古に取り組んでおられるので、先が楽しみですね。

当道場は、「30歳からの挑戦」を謳い、「年齢を諦める理由にしない」という事を大切にしている場なので、「試合が目的」という道場ではありません。

しかし、道場生がそれぞれにとっての身近な目標を持ち、それに向かって頑張ってくれる事はとても素晴らしい事だと考えていますし、それに対する応援は出来る限りしていきたいと思っています。

試合でなくとも、何か自分なりの目標を持って頑張る。その過程には当然 苦しい事、辛い事もありますが、だからこそ学べる事が沢山あります。何よりも、自分が本当に好きな事で頑張るからこそ、ある意味では仕事以上の頑張りを出せたりするものだと思うのです。

それは僕自身が本当に身をもって経験した事でした。仕事はやっぱり何処かに「生活のため、お金のため」という部分があって、もちろん普通の意味では頑張ってやってはいるんですが、空手に取り組む様に「自分自身の全身全霊をかけて頑張る」という姿勢では、なかなか取り組み辛かったんですよね。

それは社会人となって、仕事や私生活で色々な壁に当たり、行き詰まった経験のある人なら、誰しもが感じている事なのではないかと思います。やっぱり仕事は仕事、生活のためにやっている事だから、心の底から好きな趣味の様に、なりふり構わず頑張るという事がなかなか出来ない・・・。

そういった時、自分にとって趣味、あるいは生きがいとなっているモノというのは、その「心の壁」「自分の限界」を乗り越える経験を得るために、とても重要なきっかけとなるのではないでしょうか。

社会人になってから、マラソンを始めたり登山を始めたりする方というのは、そういう「今の自分を越える」経験を得たいと思って始めておられる方が多いのではないかと思います。体を使ってやる事だからこそ学びやすいというのか、「肉体を通した実体験」という分かりやすい形なので、「自分の心が認識してくれやすい」という部分が大きいと思うんですよね。

そして、その今の小さな自分を乗り越える過程で学んだ智恵、苦しさを乗り越えた経験というものは、仕事や人生においても応用可能なものですし、何よりも自分の心を広く深くしてくれます。

そんな心の深さこそ、自分の人生の一番の支えとなってくれるものではないかと思うんですよね。

またそういうものを手に入れられてこそ、空手は格闘技や武術ではなく、「武道」と言えるのではないか、当道場ではそんなふうに考えています。

投稿者プロフィール

岡本マーシャルアーツアカデミー代表・空手クラス担当
東京の大手フルコンタクト空手の道場で長年修行。
空手修行の一環としてボクシングやキックボクシングも学び、プロライセンス取得・試合も経験。
道場での指導の傍ら、ボクシングトレーナー、フィジカルトレーナーとしても活動しています。
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